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業者買取による買取価格は相場の7割前後!高価買取は難しい? 【大阪市中央区】

過去の記事で「仲介」と「買取」の違いについて解説しましたが、今回の記事では不動産会社の買取についてより詳しくご説明したいと思います。

売主様の気持ちとしては「高価買取をしてもらえるのであれば、即時に現金化できるから是非お願いしたい」と思うところでしょう。

気になる不動産会社による買取の種類や相場、高価買取はお願いできるのかを解説していきます。

目次

不動産における業者買取の相場は7割程度

業界用語では、直接不動産を買い取る業者のことを「買取再販業者」などと呼びます。字のごとく、売主様から物件を買い取りリフォームやリノベーションをして、一般ユーザーに販売をすることで利益を得る仕組みです。
買取再販業者による買取価格は、仲介で売却する相場の7割前後と言われており、建物の状態が悪いと6割程度になってしまうこともあります。例えば3,000万円が相場の物件は、2,100万円前後での買い取りとなるのです。
しかし、再販にあたりクロス貼替や水回りの設備交換など買主の購買意欲が湧く物件にするためには、膨大な費用がかかります。これらを加味すると、相場の7割程度が妥当な金額になるのです。
※仲介・買取に関するメリット・デメリットを知りたい方はこちらの記事をご参照ください。

業者買取の2種類の方法

実は、業者買取には「即時買取」と「買取保証」の2種類があるのをご存知でしょうか。
双方の違いをご説明しましょう。

・即時買取

世間一般で言われている業者買取とは、即時買取のことです。
買取再販業者と売買契約の締結をすると、早い場合には1週間以内に決済・引き渡しまで完了します。
このスピード感が即時買取の最大のメリットで、すぐに現金化したい人は即時買取を選択しましょう。

・買取保証

買取保証とは、初めの一定期間は仲介による売却活動をしてみて、売れなかった場合は買取再販業者が買い取る仕組みです。
買取保証は期限付きで売却をしたいという気持ちは明確だが、期限までに時間の猶予がある人には非常に向いている方法でしょう。仲介での売却活動中に買主が見つかれば、高く売却することができます。
また、買主が見つからず最終的に買取再販業者が買い取ることになっても、買取価格は変わらず相場の7割程度です。

買取価格に影響するポイント4選

業者による買い取りでは、不動産の買取価格に影響する物件のポイントがあります。
本章では4つ取り上げてみましょう。

1.築年数

建物は経年劣化によって価値が下がるため、国税庁により法定耐用年数が定められています。
「法定耐用年数=実際に住むことができる年数」ではありませんが、物件の査定では耐用年数がどれほど残っているかが重要です。
木造の法定耐用年数は22年とされており、査定をする際の1つの基準となります。22年を超えると資産価値が0とみなされるため、古くなればなるほど高値がつきにくいのです。

2.間取り

地域のニーズに合った間取りであると、高価買取が期待できます。
ファミリー層に人気の地域で築10年未満の3LDK~4LDKの間取りであれば、すぐに買い手が見つかるでしょう。また、築10年未満であればリフォームで手を加える箇所も少なく済みます。そのため買取相場の7割よりも若干高くても、買取再販業者としてはその物件を手に入れたいのです。

3.日当たり

長く居住するマイホームでは、日当たりや風通しが非常に重要視されます。物件を探す際に使われるポータルサイトでは、検索項目に「南向き」「日当たり良好」の指定が設けられているほどです。
日当たりが良い物件は爽やかな自然光が差し込み、人間に様々な好影響をもたらします。

・洗濯物がよく乾く
・冬場でも室内が温かい
・湿気がこもりづらくなる
・体内リズムが整う
・室内が明るく気分も良くなる


湿気をよりこもりづらくするためには、日当たりに加えて風通しも重要です。日当たり良好で、さらに風の通りが良いファミリー物件はとても人気があります。

4.周辺環境

物件の周辺環境が充実していると買取価格に好影響を与え、買取価格が上昇する可能性があります。

・駅から近い
・スーパーや薬局、ショッピング施設が近い
・小中学校が徒歩10分以内
・歩いて行ける公園がある
・治安が良い
・閑静な住宅街に位置している


上記のような環境が揃っていると、高価買取を期待できるでしょう。ただし、他の条件次第では仲介でも問題なく売却できる物件でもあります。
反対に駅から遠い、工場や高速道路が近い、治安が悪い、小中学校が遠いなどの周辺環境が悪い条件の揃う地域での高価買取はあまり期待できません。

まとめ

不動産会社に買い取りをお願いすべきかどうかは、売却活動の目的や物件の状況によります。売却の期限まで少し猶予がある方は、ぜひ「買取保証」を検討してみましょう。
また、高価買取ができるかどうかは物件の持つ条件によって大きく左右します。
まずは、国土交通省が提供する「土地総合情報システム」などを利用して、物件相場を調べることから始めてみましょう。


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