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「マンションVS戸建て」結局どっちがお得なの?資産価値は? 【大阪市中央区】

マイホームを購入するならマンションと戸建て、あなたはどちら派ですか?

不動産会社に勤務してたくさんの物件を見ていても、それぞれに良い点と悪い点があり、違った魅力があります。

お客様からもよく聞かれるこのご質問ですが、今回は修繕費や資産性にフォーカスをあて、どちらが勝っているかみていきましょう。

目次

マンションと戸建てのメリット・デメリット

まずは、マンションと戸建て双方のメリット・デメリットを解説します。

マンションのメリット・デメリット


メリットデメリット
・防犯性に優れている・隣人との騒音トラブルがある
・建物の修繕計画が管理されている・毎月管理費・修繕積立金が発生する
・共用部の管理・清掃をしてもらえる・別途駐車場代がかかる
・駅近など利便性の良い家が購入できる・住戸から地上や駐車場まで時間がかかる
・幼い子供や高齢者も生活しやすい造りである  
・住人同士の繋がりが持てる

一戸建てのメリット・デメリット

メリットデメリット
・上下階において家族以外の騒音トラブルがない・防犯性が低い
・取り決められている規約がない・家事導線がスムーズでない(平家以外)
・敷地内の台数までは駐車場代が不要である・屋根塗装など建物管理にまとまった資金が必要である
・管理費や修繕積立金などの固定費がない・敷地内の清掃を自分で行う必要がある

修繕費が大きいのはどっち?

次は毎月の固定費について見ていきましょう。
戸建ては購入後、物件価格以外の毎月支払う固定費はほとんどかかりませんが、マンションには管理費や修繕積立金が発生します。

東日本不動産流通機構の「首都圏、中古マンションの管理費・修繕積立金(2020年度)」調査によれば、毎月の管理費は12,480円、修繕積立金は11,071年が相場のようです。(引用:首都圏中古マンションの管理費・修繕積立金(2020年度)
このデータを用いると、マンションは管理費・修繕積立金だけで年間で282,612円、35年暮らすと9,891,420円で1千円近く差が生じることになります。
他にも車を持つ方は所有台数に乗じた駐車場代の発生や、マンションによっては駐輪場で毎月200円など費用負担があります。
また、戸建てにおける修繕費は、アットホーム株式会社が新築一戸建て(木造)を購入し、30年以上継続して住んでいる方495名を対象としたインターネット調査「一戸建て修繕の実態」のデータ結果を用いてご説明しましょう。
回答では、平均築年数は35.8年、自宅修繕費の平均総額は556万円でした。
同じ35年間でも修繕費はマンションが2倍近く高くなり、マンションの方が圧倒的に高いと言えます。

資産性(リセールバリュー)が高いのはどっち?

多くの方が気になっているのが、資産性の高さではないでしょうか。
離婚や配偶者が亡くなるなど、不測の事態に備えて高値で売却できるリセールバリューのある不動産を探すのは、賢明な判断です。

資産性については、立地条件が大きく関係してきます。
例えば人気の駅から近い、新設された駅から近い物件は資産性が高い傾向にあります。
マンション価格が上昇を続けている現在では、何十年も住み続けたマンションが購入時よりも高い物件価格で売却できたケースもあるほどです。
しかし、田舎や需要の少ないエリアでは今後人口減少が進み、資産価値の下落も進んでいくでしょう。

一戸建てにおいては、建物が劣化しても土地が残るのが資産性として強みです。
マンションは建物の老朽化が進むと売却自体が難しくなりますが、一戸建ては建物を取り壊して、更地にすることで買い手が見つかりやすくなります。

この章における結論としては、マンションは需要のある駅近くであれば、高い資産性を保てますが、需要のないエリアでは著しく資産性が下がります。

住み心地や周辺環境などのチェックポイント

前章では費用面においてお伝えしましたが、長く住むマイホームでは、実際の住み心地や周辺環境が重要でしょう。
マイホーム購入時のチェックポイントをお伝えします。

立地・周辺施設

ファミリー層が好む一戸建てはある程度の敷地面積が必要ですので、多くは駅から少し離れた閑静な住宅街に位置します。
小学校や中学校、スーパーや薬局などが徒歩・自転車で行ける範囲内にあるか必ず確認しましょう。

防音性

マンションを選ぶ方にとって、特に気になるのが防音性です。

最上階を選ぶことで上階からの騒音は回避できますが、高層階になるほど物件価格が高くなります。
マンション規約で防音性能のフローリングを使うよう指示されている場合があるので確認してみましょう。
また、内見時に共用部の荷物などで小さな子供がいるなど判断できることもあります。

ペットの飼育

多くのマンションは、建物全体でペットの飼育を禁止しています。
ペット飼育可能物件でも、小型犬限定といったサイズ規定や犬、猫どちらか1匹までといった個体制限も多いので、注意しましょう。
ペット飼育可能物件は需要が多く、売却期間が短くなることもあります。

その他

ハザードマップや過去の被災状況は必ず確認が必要です。
また、固定資産税や都市計画税、火災保険などの期間・費用も確認しておきましょう。
税制優遇や控除特例による軽減措置を利用することで支払う負担を減らせます。
中古物件であれば、リフォーム歴や設備状況、住宅保証制度が付加されるか調べておくと安心です。

まとめ

本記事では、マンションと戸建ての修繕費や資産性に視点を向け、優劣を解説しました。

修繕費では戸建てが優勢、資産性としては一部の条件でマンションが優勢です。
「減価償却費」の耐用年数で言うと、資産性の下落率は戸建ての方が速く、マンションは緩やかに下降していきます。
また、耐用年数は実際に住める期間とは異なるため今回は割愛しましたが、購入者の方には耐用年数で資産性の高さを判断する方もいます。

今回の結論としては、「同じ場所(土地)で戸建てとマンションを建てるのであれば、戸建てが有利」と言えるでしょう。

過去のブログでは金利における「変動VS固定」や、不動産売却における「売却VS賃貸」などのテーマについても解説しておりますので、こちらも是非ご覧ください。

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