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不動産購入で失敗しない!業者目線の注意点とよくある失敗例 【大阪市中央区】

「念願のマイホーム」という言葉があるように、家族ができたら賃貸を卒業してマイホームに住みたいと夢見る方は多いですよね。

しかし、物件に一目惚れをした勢いで背伸びした買い物をしてしまうのは「ストップ」です。

今回は、不動産購入をテーマに注意点とよくある失敗事例をご紹介します。

目次

1. 不動産購入で注意するチェックポイント

マイホーム購入は、一生のうちに何回も経験するものではありません。毎日帰ってくる生活の拠点となる家だからこそ、本当に気に入った家に住みたいものです。
この章では、不動産購入で失敗を回避するために注意すべきチェックポイントをお伝えします。

エリア・立地

エリアの選定は、家探しのスタート時点から始まります。
駅が近いと利便性が良いですが、家族が増えると子供の教育環境を慎重に選ばなくてはいけません。通学する小中学校の学区や距離、学童の状況、塾や習い事へのアクセスなどを視野にいれる必要があります。
親の仕事についても必ずフォーカスをあてましょう。毎日通勤する職場ですから、年を重ねて通勤が負担となってはいけません。また、スーパーや薬局が遠くては日常生活を送る上でストレスになります。家族全員の生活スタイルを総合的に判断しましょう。

建物の種別

次にマンションと戸建ての選定です。
それぞれのメリットとデメリットを理解し、しっかり住み始めた後のイメージをして下さい。
今回は失敗を回避するため、下記に代表的なデメリットを挙げます。


マンション戸建て
・老朽化に伴う修繕積立金の上昇・メンテナンス費用の貯蓄、メンテナンス
・駐車場代など物件価格以外のランニングコストが必要・手入れを自分でする必要がある
・隣室との騒音問題・防犯性が脆弱
・駐車場から家まで距離があることが多い・固定資産税や火災保険料が高くなる
・管理組合に参加、役員になることがある・家事動線がスムーズでない場合がある(2階・3階)
・町内会行事への参加、組長になることあがる

建物の築年数

ざっくり言うと、新築か中古どちらを選ぶかということです。どちらを選ぶにしても必ず納得した上で選定をしましょう。
新築のメリットは、気持ちよく新生活をスタートできるだけではありません。施行会社・販売会社が特定されており、建築図面がしっかり残されていることや10年保証など不動産会社独自のサービスが受けられるため安心感があります。
中古は物件価格が安く手に入るメリットがありますが、前所有者の使い方次第でメンテナンスの負担が発生するため心配になる方も多いでしょう。
中古の家を購入する際には、最低限下記の項目は確かめることをお勧めします。

・税金、特例による軽減措置が適用できるか
・建築図面や施工にかかる各種書類は残っているか
・新耐震基準を満たしているか
・修繕コストが発生する場所がないか
・瑕疵保険など保証があるか

2.資金計画でよくある失敗パターン

不動産を購入する際、ほとんどの方が金融機関から融資を受け住宅ローンを利用します。
自己資金にもよりますが、20~30代の夫婦は35年ローンを組むことが少なくありません。融資を受けた年によっては、35年後には定年退職していることが考えられます。
また、子供にさほどお金がかからない幼児期の試算で家を購入してしまい、中学生や高校生になって教育資金に圧迫される事例は多いです。
「その資金計画、本当に大丈夫ですか?」
ここからは、よくある資金計画の失敗パターンを事例ごとにご紹介します。

1.毎月のローン返済が厳しくなった

毎月のローン返済が負担になるケースで、とても多いパターンです。
住宅ローンを組む金額の目安として、年収の20~25%ほどと言われています。
「頑張れば支払えるだろう」「毎月節約すれば支払える」と見栄を張って購入することはやめましょう。最悪の場合、抵当権を実行され自己破産しなくてはならない末路になります。

2.ボーナス払いを多くしてしまった

毎月の返済額を減らすためにボーナス払いを多く設定する方がいます。
ボーナスは会社の業績によるもので状況が左右されるため、この方法はお勧めできません。転職により環境の変化も考えられますので、ボーナス払いは「0」もしくは少額に抑えておきましょう。

3.購入後の固定資産税が高かった

次は、固定資産税が負担になるケースです。
固定資産税は、毎年発生し「一括払い」もしくは「年4回払い」の選択性です。
特に戸建ての場合は高くなりがちで、固定資産税が何十万円とかかることがあります。購入前におおよそいくらになるか分かるので、しっかり試算して下さい。

4.住宅ローン控除の適用要件を満たしていなかった

最後は、住宅ローン控除による還付金を宛にして失敗するケースです。
要件を満たしていると思っていたら適用外だったパターンです。住宅ローン控除が適用されると13年間「ローン残高×0.7%」の金額が手元に戻ってきます。(最大364万円まで)
「住宅ローン控除が適用される分は固定資産税に充てられる」と言う声を耳にすることがありますが、切り離して考える方がよいでしょう。毎月のローン返済、固定資産税いずれも自身の所得から返済できる範囲の物件を購入することが失敗しないための第一条件です。

3.まとめ

マイホーム購入で失敗しないためには、居住後の生活シミュレーションと資金計画を慎重に行わなくてはいけません。
エリア、建物の種別、築年数を吟味して、家族全員の今後のライフスタイルを考慮しましょう。高額な買い物をするのに勢いは大切ですが、勢いだけで決めないように注意が必要です。

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