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机上査定と訪問査定の違いを解説!訪問査定はどこを見る? 【大阪市中央区】

不動産売却をご検討中の皆さん、「机上査定」と「訪問査定」をご存知ですか?

どちらも不動産を売却する際、いくらで売れるのか事前に査定する方法のことです。実はこの査定によって、実際の取引額に何百万円と差が生じてしまうことがあります。

本記事で解説する両者の違いや見られるポイントをよく覚えておきましょう。

目次

1.売却査定の流れと違い

不動産会社へ売却を依頼する時、ポータルサイトなどで問い合わせをし、物件の「査定」を行うことが一般的です。流れとしては机上査定を先に行った後、やりとりの中で信頼できそうな会社へ訪問査定を依頼することを推奨します。

机上査定とは

机上査定とは、購入時のパンフレットや間取図などの書類、同エリア内での統計上の成約データなどを基に売却価格を算出する査定方法です。「簡易査定」と呼ばれることもあります。
現地調査を行わないため不動産会社と直接対面せず手軽に行うことができますが、風通しや陽当たり、周辺環境など現地を見なくては分からないことがあるので正確性に欠けるのが難点です。

訪問査定とは

訪問査定とは、不動産会社に実際に物件まで来てもらい、所有者にヒアリングをしながら物件の使用状況やリフォーム履歴などくまなくチェックし、売却価格を算出する査定方法です。
より正確な価格を算出することが可能なので、売却が確定している方は必ず行いましょう。机上査定だけで済ませてしまうと、相場よりも低く査定されて損をしてしまうことがあります。成約価格が安くなってしまわないように注意しましょう。

2.訪問査定ではどこを見る?

訪問査定を受ける際、不動産会社は隅々までチェックしています。
では、一体どんなところを見ているのでしょうか。

立地条件

査定額に一番直結するのが「立地条件」です。
駅まで徒歩で行けるか、駅までバスを使うのか、駅まで平坦な道のりか、日常生活に必要なスーパーやドラッグストア、コンビニなど周辺施設が充実しているか、がポイントです。
駅から近ければ近いほど査定額および成約額は高くなる傾向にあります。

間取り

立地と併せて重要なのが「間取り」です。
例えばファミリー層に人気があるのは3LDKや4LDKですが、4.5帖の部屋が2つあっても子供部屋として使いづらく少々狭く感じるため、6.0帖の部屋が2つの場合より査定額は低くなるかもしれません。
また、家事動線が確保されている、収納スペースが豊富、綺麗に四角くとれた居室、キッチンやお風呂など水回りが広い物件は人気があるので、プラスポイントです。

構造と築年数

次に重視されるポイントは「構造」および「築年数」です。
戸建ては木造が多いですが、木造よりも鉄骨造の建物の方が査定額は高く、さらに鉄骨造よりも鉄筋コンクリートの方が高い傾向にあります。また、築浅と呼ばれる築1~5年程度は新築価格からの下落幅が少なく、築10年程度でも手入れ次第では高く査定される場合があるでしょう。
マンションでは1981年6月より以前に建築された物件は、俗に言う「新耐震」基準を満たしていないことが多く、査定額が低くなってしまうポイントの1つです。

住戸位置

他には「住戸位置」でも査定額が左右されます。
不動産でいう方角とは、バルコニーの向きがどちらに向いているかで表すことが一般的です。住戸は陽当たりのよい「南向き」、さらに人気のある角地は「東南角地」が一番高額になります。
また、マンションでは眺望や陽当たりの良さから、高層階になるほど高額になる傾向です。とは言っても、建物全体の階数や前面に棟がある場合など一概には判断できません。

修繕履歴

住宅の「修繕履歴」も大きなポイントとなります。
高く売却したいからとリフォームするのはお勧め出来ません。リフォーム費用の方が高くなってしまう可能性が高いからです。
ここでいう修繕履歴とは、物件を維持するために手をかけてきたかどうかです。不動産は一度購入するとそのまま何もしない方が多いですが、クロスや床材の貼替、水回り設備の交換、外壁塗装などの修繕を行っていると家を大切に使っていると評価されます。
修繕をしていない場合でも、汚れの酷い箇所は掃除をしておくと好印象です。

共用部の設備

マンションの場合は、共用部の設備も見られます。
オートロックや防犯カメラの有無、宅配ボックスの有無、エレベーターの数、平面駐車場などです。
また、エントランスにイス・テーブルの設置など、他のマンションとは異なる高級感が演出されていると査定額が高くなるアピールポイントになります。

3. 最低3社以上の査定で損をしないように

訪問査定の重要性について触れてきましたが、もう1つ査定で損をしないために大切なことは「最低3社以上に査定をしてもらうこと」です。
不動産の売却査定は、査定基準など業界内で定められているものがなく不動産会社による独自査定です。信頼できそうだからと1社のみに依頼すると、その査定額が妥当かどうかの判断が難しくなってしまいます。
最低3社以上に査定してもらい、自身でも相場を把握することで売り出し価格を決めましょう。自身で行う市場調査に関しては、こちらの記事でもご紹介しています。
不動産売却の基本的な流れとは?各ステップを解説します!

まとめ

本記事では「机上査定」と「訪問査定」の違い、訪問査定での見られるポイントについてお伝えしました。査定額というのはあくまでも目安であって、そのままの価格で売却できるという保証はありません。
査定価格が高額という理由だけで不動産会社を選ぶと、なかなか買い手が決まらず売却時期を逃してしまうだけでなく、大幅な値下げをしなければならないケースがしばしば見受けられます。
査定額の適正な仲介会社に依頼していればすぐ売れた物件が、売れなくなってしまうなど、結果的に時間のロスや損を招くでしょう。
査定額の根拠をしっかりと聞いて、妥当性を見抜くことが大切です。

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