【ブログ】物件見学の際の注意チェックポイント
物件見学で必ずチェックしたいポイント7つ
不動産投資における物件見学は、賃貸物件選びよりも入念なチェックが必要です。そこで今回は、物件見学時に必ずチェックしておきたいポイントを7つご紹介します。マンション、戸建てを問わず活用できるので、見学前にぜひ覚えておきましょう。
□物件見学で欠かせないチェックポイント
その1:水回り
水回りの修繕には多額の費用がかかるため経営を圧迫します。シャワーや蛇口などの各設備は、実際に水を流して排水状況や水圧を確認しておきましょう。キッチン下の水漏れは論外ですが、水漏れがなくてもシンク下のホースがグニャグニャしていれば劣化のサインです。
浴室は、老朽化の目安となる「タイルのひび割れ」をチェックしてください。なお、割れた部分にコーキング補修が施されていれば、過去に漏水した可能性があります。
その2:ドアと窓
ドアや窓がスムーズに開閉しないときは、設備の劣化が考えられます。戸建ての場合は、建物全体が傾いたり歪んだりしているケースもあるので注意が必要です。修繕費用によっては、投資額の回収が難しくなってしまいます。
その3:カビ
浴室周辺や窓際、クローゼットなど、カビが発生する可能性のある場所は、すべてチェックしておきましょう。カビ臭さが消えるまでには時間がかかるため、見た目が綺麗でもカビの臭いを感じたら要注意です。
ただし、通気性や換気など、カビの発生原因が「建物そのもの」にある場合は、カビを除去しても一時的な対策にしかなりません。
その4:日当たり
ファミリー向けの物件では欠かせないチェックポイントです。単身者向けのワンルームなどでは、立地を優先させても問題ありません。
その5:管理状況
中古マンションやアパートへの投資では、エレベーター内部の汚れやポスト周辺のチラシ散乱といった管理状況の把握も重要です。合わせて「前のオーナーが売却した理由」も確認しておきましょう。騒音や近隣トラブルなどが原因の場合には、投資の見送りを検討する必要もあります。
その6:耐震基準
建築確認済証の交付日が1981年6月1日以前の物件は「旧耐震」なので気をつけましょう。旧耐震基準の物件は強度の問題だけではなく、法定耐用年数の残存期間も少ないため、金融機関からの融資が難しくなります。
その7:立地
せっかく物件見学に行くのですから、物件の周辺も歩いてみてください。駅までの所要時間や人通りの多さ、近隣店舗などをチェックして、総合的な暮らしやすさを確認しておきましょう。
□まとめ
賃貸物件と違い、修繕が発生した場合は基本的に投資家である家主が行わなければいけません。あまりにも頻繁に修繕が発生する物件を選えんでしまうと、利回りが大きく低下してしまいます。
購入前の物件見学で押さえるべきポイントをチェックして、安定収益の確保に繋げていきましょう。